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私が愛したゲームたち

バカゲー放浪記
みなさんは「熱血くにおくんシリーズ」をご存じでだろうか?「熱血くにおくんシリーズ」とはテクノスジャパンという会社が発売した、熱血高校生くにおくんとその愉快な仲間たちで繰り広げられる痛快スポーツゲームシリーズのことで、最初はドッヂボールからはじまり、サッカー、運動会、オリンピックと続く。
今回は、このくにおくんシリーズがいかに凄まじいかを皆さんに紹介したいと思う。


くにおくん〜ドッヂボール編〜

くにおくんが仲間とともに世界中のチームと戦う、インターナショナルな人外活劇。まずドッヂボールが世界中に広まっていることが疑問である。ステージも、中国であれば天安門広場、アメリカであれば自由の女神と、いかにも安直である。だが、あえて言うまい。どう見ても人間業とは思えない必殺技の数々や、倒れている人間にも攻撃可能な無慈悲なところに疑問を感じたが、それも言うまい。
ドッヂボールはまだよかった。いろいろ突っ込むところもあったが、まだ許容範囲だった。これに味をしめたのか、くにおくんはどんどんエスカレートしていく。


くにおくん〜サッカー編〜

次にくにおくんが目をつけたのが、サッカーである。ワールドカップ出場を果たし、日本中を喚起の渦に巻き込んだサッカーもくにおくんにかかれば単なる格闘技になってしまうようだ。
まず、このゲームにファールは存在しない。スライディングしようと、ラグビーばりのタックルをかましてもOKである。むしろ殺し合いがメインなのだ。もちろんチームプレーなど存在しない。ただやることは、目の前の人間(味方も含む)を駆逐しつつ、ゴールに迫るだけである。
サッカーってなんだっけ?
また「くにおくんシリーズ」お得意の必殺ワザもすごい。必殺ワザを出すにはタイミングがあり、それさえ覚えてしまえば、どこからでも必殺シュートが繰り出される。自ゴール前からだろうと構わずシュート。吹っ飛ぶキーパー。もはやスポーツでもなんでもない

対戦チームもなぜかラグビー部とかそんなんばっかりである。最初の相手からして剣道部だから、むしろサッカーの新しい境地を開拓しようというのか?剣道部はもちろん防具をつけている。ここで、「そんなの着てサッカーができるのか?」などという常識はもはや通じない。剣道部だから竹刀と防具。当然である。ただ、竹刀から波動拳を出すのは勘弁して欲しいところ。


くにおくん〜運動会編〜

次こそが「くにおくんシリーズ」最高の傑作であり、最高の駄作でもある「熱血行進曲」である。
内容は、四つの高校による運動会である。競技種目は「クロスカントリー」「障害物競走」「玉割り競争」「バトルロイヤル」の四つ。ここまでだと、「バトルロイヤル」に疑問を感じる以外はおおむねマトモに見える。しかし、そこはくにおくん。そんなもんですむわけがない。
まずはじめに言っておこう、これは運動会ではない。戦争である。一人プレイでは、そこそこ真面目に運動会できるのだが、マルチプレイだとそうはいかない。食うか食われるか。それだけである。ゲームを通じて、いたるところで殺戮の嵐
ちなみに私は兄と弟とこのゲームを一万回以上プレーしており、この宇宙で最もこのゲームをプレーした三人のうちの一人である。このゲームのおかげで我が家は常にほほえましい兄弟喧嘩が絶えなかった。おそらく、我々兄弟にこのゲームで勝てるヤツは存在しないだろう。私一人対三人でも余裕で勝てる。強さのケタが違うのである。

まず各種目ごとに説明をしておこう。
はじめに「クロスカントリー」。平たく言えばマラソンか。見ず知らずの家や、屋根の上を通過して学校に帰ってくるというものである。このゲームのすごいところは、なんとスタート前から相手を攻撃することができるのである。いくらなんでも、スタートする前から殺し合うゲームははじめてだ。この私ですら、かなりやりこむまで気づかなかった。おそらく一般人はこのことを知らないまま終わってしまうだろう。おそるべしテクノスジャパン。
我々兄弟では、ここがすでに勝敗の分かれどころである。たいていここで死者が一人出る。その後どこぞの家の中でバトルが繰り広げられるのだが、家の人は何一つ文句を言わない。いい判断である。ちなみにそこの家のオヤジの頭の上にのるとカツラがとれる。こんなところだけ凝るな、テクノスジャパン。

そして、そこの家の塀をよじのぼって屋根に行くのだが、塀を上るとき選手は完全に無防備となり、防御すらできない。これを逃すわけがない。殺し合いの始まりである。ここで相手を出し抜き塀を上るか、それとも殺してからゆっくりと上るか。壮絶な読み合いが繰り広げられる。

そして最後は水中戦。ここでは武器を持っていないと攻撃すらできないため、この前のステージで武器の争奪戦が始まる。そして、この武器の争奪戦に敗れた者は則ちである。水中でタコ殴りである。しかし、これはまだマシなほうだ。水中では時々水面に上がって呼吸をしなければならないのだが、意地悪なヤツだと、水面すれすれで待ち伏せし、息継ぎしに水面に上がってきたヤツを適度に殴り、窒息死させるヤツもいる。何を隠そうこの私のことである。
はっきりいって、最後のゴールに二人以上が入ることはありえない。生存競争に勝ったものだけが完走できるのである。その他の負け犬はそこらへんで転がっているしかない。

障害物競走もほぼクロスカントリーと同じである。こちらのほうがコースが短いため、死者は少ない。障害物競走が一番安全なのだ。どんな運動会だ。

次が玉割競争である。といっても、普通に玉を投げて割るのではなく、柱を上って直接拳で叩き割るのである。さすがである。そんなに殴りたいか。しかし、くにおくんにかかればそれすらも超越する競技になってしまうのである。
まず4つの高校を2チームに分け、二人一組になるのだが、競技開始と同時に、玉を通り過ぎて相手チームへ突撃するのである。相手もまたしかり。玉の真下で壮絶な殺し合いが展開される。もはや玉割りという競技のことなど頭にない。あるのは相手を殺すことだけである。そして、壮絶な戦いの後、どちらか一方のチームが生き残る。仲良く相手を屠った次に待つのは同士討ちである。所詮チームといってもこの競技だけのもの。これが終わればまた敵になるのである。なんの遠慮がいろうか、いやいらない(反語)。チームを組んだ相手が自分たちと一位を争う高校であれば、状況は最悪である。競技が始まった瞬間向こうのチームと共同してタコ殴りである。もはや本能の赴くまま、友情・団結力などは完全にかなぐりすててバトルバトル。全ての選手を葬り去り、一人生き残ったとき、思い出したように玉を割ってはい終了である。

次のバトルロイヤルこそ、このゲームのメイン競技だ。まさにその名の通り、4人で殺し合うだけのゲームである。何かよく分からないが、屋上かどこかで闘わせられ、場外は即ち墜落死である。よって地道に殺すよりも落とした方が手っ取り早い。しかも、相手は例外なく発狂する。まあ、我々の場合落としてしまうと高得点が望めないので、極力自ら始末するようにはしているが。
この競技のみ選手は必殺技が使える。この必殺技は各選手ごとに設定されており、今までザコだった選手が突然使えるヤツになったり、やっぱり必殺技があってもザコはザコだったりする。中には必殺技を持っていない困ったチャンもおり、そんなヤツはプレーヤーから存在すら忘れ去られる。必殺技も多種多様で、愉快なものや無意味なものも多く存在する。ちょっと下で説明しよう。

マッハキック主人公くにおの必殺技。その名の通りマッハでキックを繰り出すらしい。その割には威力があまりないのが疑問だが。
マッハパンチくにおのライバルりきの必殺技。その名の通りマッハでパンチを繰り出すらしい。その割にはやっぱり威力があまりないのが疑問だ。
マッハたたきなんじゃこりゃ。普通必殺技にそんな名前を付けるか?あまりにふざけたネーミングである。内容は単なる高速武器叩き。
頭突き頭突きが必殺技とは・・・・。しかし、あなどれない。これをくらったら3mくらい吹っ飛ぶ。落とし技。ちょっと友達無くすかも。
人間魚雷なんというかネーミングで既に悶絶といった感じだが、ようは人間を魚雷のように投げる技である。これを使うとリング中央からでも容易に相手を落とすことが出来る。かなり友達無くします。
棒術スペシャル剣道の達人五代が使う奥義。だが、画面では単なるコマ回りにしか見えないところがミソ。マッハチョップと同じくハメ技。友達無くなります。
マッハチョップおそらく数ある必殺技の中でも最強の技だろう。威力は低いのだが逃げられない。ハメ技である。チョップで倒される情けない姿を相手に見せることで精神的ダメージをも与えることが出来る禁断の奥義。家族からも嫌われます。
武器投げ厳密には必殺技ではないのだが、森本という選手の武器投げだけは圧倒的破壊力を誇っており、おそらくこのゲームで与えることができるダメージでは群を抜いている。これはバグなのか意図的なものなのかは分からない。能力的には全然使えない森本だが、この特性をうまく使えば最強の存在である。
ただし、一発当てるごとに相手がブチキレるので、度胸のない人・心臓の弱い人は使わない方が長生きできます。

とりあえず説明書に書かれている選手の能力が全然違うところがミソ。
まあ、これだけではとてもこのゲームの魅力を語ることはできないが、これ以上はやめておこう。興味を持った方は実際に誰かとバトルしてみればいい。すぐにその虜となるはずだ。
私と対決したい人はいつでも言ってくれたまえ。神の領域まで近づいた私の神技をあますところなく見せて差し上げる。まあ、見たくなんぞないと思うが(笑)











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