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新・ちょっと一言のコーナー

〜支部長覚醒余話〜
イエッサー!大佐、本日も張り切って参りましょう。及ばずながらこのシブチョ大尉、全力を尽くしたいと存じます。

本日の生け贄、もとい、テーマは「ヒロスエ」でございます。
お、大佐も知っていらっしゃいますか。まあ、有名ですからねえ。ただ、うちの英語の教師のウィリアムズは「Who?」とかほざいておりました。私に言わせればお前こそ「Who?」って感じですが。おっと、私事でしたな、申し訳ない。滅私報国の権化とも言うべき私らしくない発言でした。ゴメンして。

というわけで大佐、今回のヒロスエ騒動についてどう思われます? え?おいしくていいんじゃない? でも、値段が少し高い? あのー、大佐、何のことでしょう?え、ファミレスのヒロスエじゃないのって?・・・・バキッ!おやすみなさいませ。

さて、本題に入ります。私の言っているヒロスエとはもちろん広末涼子のことでして、テーマは広末の早稲田入学についてです。
まー、私も一応早稲田生ですから、この問題に全く無関係というわけではないんですね。学内ではこの問題でもちきりなんですよ、はい。私の周りでも賛成の人と、反対の人がいます。当たり前ですね。

まあ、世間でも注目されているようで、週刊誌なんかにはもってこいの話題です。単なる野次馬事件をさも真面目な論議に転換できますからね。まあ、バカどもがあれこれ言っておりますよ、プププ。おっと、またもや失言。注意注意。
私もひととおりそういう雑誌には目を通しましたが、あまりに内容が情けなさ過ぎてあきれました。まあ、反対派の主張を簡単に言うと、「早稲田はこれで三流」「客寄せパンダとして利用しているに過ぎない」「小子化で苦しむ早稲田の苦肉の策」とかなんとか・・・

まずはっきり言っておくと、私は賛成でも反対でもありません。というか、賛成とか反対とかいう次元のものではないと思うからです。

早稲田が客寄せパンダとして広末を入学させるということですが、ちょっと待て、という感じです。早稲田は昔から生徒会活動や部活などに頑張った人間を面接などで100名以上毎年入学させており、今回の広末もその方式での試験に合格しただけにすぎないわけです。そりゃ、広末のために特別な試験をしたのなら話は別ですが、少なくとも表向きは広末が特別扱いされたことはないわけです。
例え広末入学が早稲田にとっておしいくとも、別に早稲田から広末に入ってくれと頼んだワケでもなく、向こうから受験を志願してきたわけですから、一般的な受験の流れだと私は考えます。ですから、賛成でも反対でもないんですよ。ごく当たり前の試験です。

この際に反対派がよく言うのは、試験なんて形式的でどうせ広末は受かっただろうということです。その通りでしょう。私が試験官でも、広末は合格させますよ。だって、生徒会活動なんかに比べれば、広末の活躍は歴然たるものがありますからね。当然合格するに決まってます。んでこう言うと反対派は「広末は確かに芸能界で活躍しているが、ホントに実力があるのか?」 んなもん分かるわけないでしょ。生徒会活動だって、ホントに本人が頑張っていたか分かりませんし、第一、受験自体が結果だけしか見ていない以上、広末を合格させる基準は結果しかないわけです。どう見ても成功しているようにしか見えないですよね。んじゃ、決まりでしょう。

早稲田が広末合格で三流に落ちた、とか言う人はそれこそ偏差値至上主義と言いましょうか、勉強至上主義に毒されている人間だと思います。なぜかって?結局その人達の言う「一流校」というのは、厳密な試験で選りすぐりの人材を集めている大学のことを指しているからですよ。私はそんな「一流校」のレッテルなんてこっちからお断りですね。早稲田がなぜ素晴らしい大学かというと、学力が優れた人材が揃っているからではなく、様々な分野から様々な人材を集め、様々な価値観を交差する空間であるからです。同じ試験を勝ち抜いてきた人間というのは所詮同じタイプの人間なんですよ。四年間そんな連中と一緒にいても得るものは少ないでしょう。むしろ、どんどん非常識になります。

厳密な受験競争を勝ち抜いてきた人物を扱うのは国立で十分です。早稲田はそういった受験エリート以外も吸収しているからこそ、幅広い人材を社会に提供しているわけです。早稲田はエリート大学のワンオブゼムでは決してないのです。早稲田を、その価値観・個性のるつぼという視点ではなく、学力の高いエリート校という視点で評価する人間など、大学のなんたるかが分かっていないことを暴露している者に過ぎません。

早稲田はエリート校ではありません。それは入学試験に現れています。一流校と言われている大学の中で早稲田ほど適当な試験を課している大学も珍しいでしょう。早稲田に合格して日本大学に落ちる、なんていうことがままあるように、早稲田の試験は運がかなりのウェートを占めます。これが早稲田の特長なんです。
不公平だとか言う意見も分かるんですが、例えば東大のようにホントに公平な試験を課すと、公平であるがために、似たような人材しか集まらないんですよ。また公平にし過ぎると、試験の本来の目的である「能力のある人物を合格させる」ということをはずれて、「どれだけ勉強したか」を試す試験になってしまいます。
乱暴な言い方ですが、適度に適当な試験を課すことによって、雑多な人材が集まるわけです。

そろそろ日本人は教育についてもう少し考える時期に来ていると思います。「勉強ができる=頭がよい」や「授業時間を減らす=ゆとりある教育」という短絡的な発想は日本の将来に大きな影を落としています。もう少し既存の常識やマスコミに踊らされず、自分の脳味噌で、理屈で考える習慣を付けて欲しいものです。む、今回も偉そうですね。

編集後記 最近の日本の教育改革のアホらしさ加減に関連して、広末問題について私の意見を述べさせていただきました。授業時間を減らすとか、教育課程を見直すとか、大学を卒業しにくくするとか、そういう議論の前に、日本人の教育に関する意識そのものを改革しないとダメですよ。
勉強ができるからといって頭が良いとは限らない、また頭がよいからといって勉強が出来るわけでもない。この当たり前の大原則を分かっていない人間が多すぎます。個性個性と騒ぐ勘違いさんも多いし・・・
最近の教育改革を見る度に絶望に陥ります。日本の将来は経済とかではなく、教育において絶望的であると言えます。笑い事じゃないですよ、マジで。










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