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ちょっと一言のコーナー8

〜支部長映画鑑賞記〜
やっほー!みんな元気ー?ボク瀕死。
さー、またまたやって参りましたこのコーナー。もはや挨拶のネタもなくなり、どうしていいのか困っている我らが誇り高き支部長です。しかし大将というのは部下の前では弱気を見せてはいけないのです。ああっ!生まれながらにして人の上に立つ運命のもとに生まれたこの身が憎い!

というわけで、今回のテーマは「プライド」です。今井美紀の曲じゃないですよ。プラ〜イド〜♪
知っている人もいるとは思いますが、知らない人のために説明しておきます。感謝しなさい。「プライド」というのは東条英機を主人公に東京裁判を描いた映画のことです。え?東京裁判が分からない?しょうがないなあ、のび太くんは。東京裁判というのは、戦後A級戦犯を勝者である連合軍が裁いた裁判のことです。A級戦犯まで説明しなくていいですね。これも分からない困ったチャンは家に帰ってママにでも聞いて下さい。

で、その東京裁判ですが、勝者が敗者を裁く権利なんてあるのか?などなど一部では疑問の声があったんですよ。で、「プライド」では東京裁判に否定的だったパール判事などを中心にストーリーが進んでいきます。で、当然私も見たわけですが、これって一大事件なんですよ。私が映画を見るなんてのは、小学校のころ「ドラエモン・のび太と恐竜なんとか(忘れた^^;)」を見に行って以来なんです!うーん、まさに衝撃的事件。リヴァイアサンの津波にも匹敵する恐怖があなた方を襲ったことでしょう。え?そんなことはどうでもいい?無礼な!この全知全能にして、零知零能の支部長に向かってそんな口をきくとは!そんなことだからカツオも声変わりしちゃうんですよ!関係無かったですね。

ま、そういうわけで見てきたわけなんですが、うーん、ちょっとこれは・・・・。東条英機カッコよすぎ。確かに東条英機はみんなが思っているよりもカッコいい人物なんですが、ここまで美化すると・・ねえ?こりゃ左翼、自虐史観派が黙っちゃいないぞ、って思ってたらやっぱり、猛反対の嵐^^;
某朝日新聞の読者欄なんか、批判記事いっぱいいっぱい。あ、ちなみに朝日は左翼で、産経が右翼で、読売が中立ね。覚えておくと面白いよ。え?毎日はどっちかだって?うーん、あれイマイチだからなー(ちょっと毎日に似てません?マイニチとイマイチ。なんちゃって)。あんまり色がないんですよ。努めてそうしてるのかは知りませんが。

そんなこんなで批判ごうごうの「プライド」ですが、私はけっこう意義があると思いますよ。もちろん日本が悪かったのは論ずるまでもないわけですが、だからといって連合軍が絶対正しいわけじゃないですからね。東京裁判を否定的に見る作品がこの日本で生まれるというのは、表現の自由、個性の尊重という視点からも画期的なことだと思います。
ただ、惜しむらくは当初の計画どおり、パール判事を主人公にしなかったことです。実はこの映画、本当はインドのパール判事を主人公にする予定だったんですよ。それが「パール判事では客は入らないだろう」ということで、東条英機が主人公になっちゃったんですよ。パール判事にしていれば、東京裁判を否定的にしても問題は無く、ここまで反発はおきなかったでしょう。中身的にももっと良くなったと思います。誰も見ないだろうけど。え?それじゃ赤字になるだろって?まさにその通りです。生きるって難しいね。

まー、そういうわけでですね、歴史というのは常に複数の立場のせめぎ合いなわけです。ですから、教科書で教えられている歴史、私たちがそうだと思っている歴史が必ずしも唯一の真実であるとは限らないんですよ。事実は一つですが、真実は人の数だけ存在しますからね。Aという立場の真実、Bという立場の真実。それぞれが真実であり、それは認めなくてはいけないのです(某名探偵コ○ンでは「真実は常に一つ」って言ってますけどね^^;)

ですから、我々は一つの事実に出会ったとき、常に反対する立場の真実を考慮にいれてですね、自分なりの真実を作りださなくてはいけなのです。これは歴史に限らず人生全般に言えることです。おっと今日の支部長はなにやら哲学チックですね。え?格好いい?フッ、照れるぜ・・・・。

ついでに考えると、人間って善ですかね?それとも悪なんですかね?私は悪だと思います。ま、なにを悪と言うかは微妙ですが、ここでは獣と一緒だっていうことです。これはネットという匿名空間で、いかに人間が恥知らずで、醜くくなれるかを見てきたからなんですが、人ってやっぱり法なり礼儀なんかで縛らないと獣になるようですね。
まー考えてみれば、人はもともと善でも悪でもないんですが、出来心で悪いことをやることはあっても、出来心で良いことをすることってあまり無いですよね。ネットで不快なことに遭遇するたびに、人間ってなんだろう?と考えずにはいられない哲学者気取りの支部長でした。

というわけで、今回も視聴者に深い感慨を与えたところでおひらきにしたいと思います。
ま・た見ってねー!

(某8月某19日、鳥とたわむれて)

編集後記 断っておきますが、私は右翼でもないですし、戦争肯定論者でもありません。世のアンポンタンの中には、ちょっとこういうことを言っただけで、右翼だ!と決めつける方がいらっしゃいますから。
まー、私は左翼→右翼→中立という道を歩んできましたから、その気持ちも分からないではないんですが。昔安保なんていらないとか言ってましたし^^;
今回も苦情などは一切承っておりません。どうしてもという方は公開討論を行いましょう。東京ドームが借りれたら望むところです。名古屋ドームでもいいです。










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