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内容の不統一により無題
by あわびゅ



まず、最初に断っておかねばなりません。わたし自身が、歴史に対し「ファンタジー」をほとんど感じない人間であること、そして、ここに書くことはすべて「歴史好き」とは逆の見方によることをです(あえて「歴史嫌い」とは書きません)。

そういうわたしが、「歴史」という言葉を聞いたときにまず思い浮かべるものは、やはり高校までに学習した、教科書に書かれてある年代と事項の羅列ということになります。歴史好きでない人々なら、すぐに同じものを思い浮かべるでしょう。なぜなら、そういった「歴史」が苦痛でしかないからです。逆に、いわゆる「歴史好き」な人々(自称・他称問わず)なら「歴史」という言葉を聞いてなにがいちばんに思い浮かぶのでしょうか。わたしは「歴史好き」ではないのでよくはわかりませんが、想像するに、「三国志」といったものでしょうか。

歴史好きでない人間にとっては、極論すれば「歴史好き=三国志マニア」というイメージが定着してしまっています。そう思っているのはわたしだけだろうとお思いかも知れませんが、それは違います。そんなことを目の前で言ったら殺されるからみんなそのことを言いたがらないだけです。
「殺される」という恐ろしい言葉を使いましたが、これはあながち大袈裟な表現ではないと思います。三国志の話題になると、もはや他者が近寄りがたい雰囲気になります。 わたし自身、そのことではかなり悩まされました。「三国志」という「言語」を会得していないともはや会話ができない状態があったからです。あの苦痛は「歴史好き」でない人なら一度ならず何度も体験したことでしょう。

結局のところ、それがマニアの困ったところなのだと思います。早い話、まわりが見えてないということです。これはなにも、「歴史」にだけ言えることではありません。どの世界にもマニアというものはいます。例えば鉄道マニア。 変わった列車が駅に入ってくると、ホームのはしっこにたかって、一般客やほかの撮影者に対して「邪魔だ、どけ!」と怒鳴ってる方々のことです。
どうですか。これが迷惑なことだというのは、幼稚園児でもわかります。逆に言うと、「まわりが見えていない」というのが「マニア」の定義になるように思います。
べつに、三国志について語ったりするのも、駅で写真を撮るのも悪いことだと言うつもりはわたしにはまったくありません。何に対しても、「ファンタジー」を感じるということは素敵なことです。要は「まわりを見てほしい」ということなのです。

さきほど勝手にマニアの定義をしてしまいましたが、「まわりを見る」ということは、先述のようなことにとどまらないと思います。何を言わんとしてるかというと、「三国志」だけ見ていてもつまらないのではないか、ということです。
わたしは「歴史好き」ではないので、「それだけ見ていても面白いんだから大きなお世話だ!」と言われても仕方ありません。三国が栄えていた時代とは別の時代を見ることで、また「三国志」に対する理解が深まってよろしいのではないかと思います。すなわち「まわりを見る」という作業は、自分の歴史観というものをより深くしてゆく作業ではないでしょうか。

いままで「歴史好き」ではない者の視点で書いてきましたが、結語として一度だけ「歴史好き」の視点に立ってみます。三国志好きの人々が「歴史好き」をなのっているとしたら、「歴史好き」の方々はどう思われるのか、ということです。
先ほども書きましたが、三国志が好きなのは大いに結構なことです。ただ、中ほどで書いたような一部の過度な三国志好きの人々が「歴史好き」をなのることで、「歴史好き=三国志マニア」という図式がこれ以上定着してしまったらどうでしょう。「歴史」だけに言えることではありません。現に「鉄道」の分野においてはその図式が完成しています。そうなったら歴史趣味にとって大きなマイナスではないでしょうか。
要は、三国志だけが好きなら「三国志が好きで、西洋史とかには興味はありません。」と言ったほうがよろしいのではないでしょうか、 ということです。

最後に、わたしが三国志ばかりを例にあげたことをお許しください。なにせわたしのなかでの「歴史好き」は「三国志好き」なもので・・・。

(By あわびゅ)













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