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干支と年号
文/族長


受験に役立つ知識です。因みに、私がこの裏技に気付いたのは受験が終わってからでした。でも、日本を含む東アジア史で原史料にあたる機会のある人には有用な知識です。それは何かというと「干支西暦変換法(まんま)」です。読んで字の如く東アジア特有の年代表記法である十干十二支と西暦年号を方法(しかし、ほんっとにまんまだな)です。これさえ把握できていれば次のような効果があります。

  1. 干支を冠した歴史事件の年号を覚えなくてもわかる。壬申の乱とか甲午農民戦争とか辛亥革命とか、暗記する必要がなくなります。受験に役立つ所以です。
  2. 「日本史年表」の類を持ち歩かずに済む。史料を読む時とかは年表と比較すれば済みます。が、見知らぬ街角で庚申塚の類を見つけ、その碑文内容とかに興味が湧いた時役にたちます。
  3. 皆に自慢できる。それだけ。

それでは本題に入りましょう。

まずは干支から西暦を出す場合。西暦は十進法なので西暦の下一桁は絶対に十干と照応します。西暦の下一桁が4の時に甲の年です。以下、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の順番で4から数えていけば十干はすぐに割り出せます。例えば、壬辰倭乱なら、4から数えて9番目なので下一桁は2になります。
次にどんな年でも良いので十二支が一致する年を探します。これは今年のエトを覚えておけばよいでしょう。今年は寅年です。そこから子丑寅・・・と数えていけばよいわけです。壬辰倭乱に即せば、辰の年を探します。2000年がそうです。
次に、こうして求めた年号に12×nを加減して下一けた、つまり十干を一致させます。この年がとりあえず今年から見て前後の同じ干支の年になります。壬辰倭乱で言えば、2000+12×1=2012年.または2000−12×4=1952年です。この二つのうちどちらかを求めればオッケーです。

後は簡単です。干支は60年で一周するので60×nを引いてあげれば良いわけです。計算が面倒なら300とか600とか判りやすい数を少しずつ引けばいいでしょう。とりあえず、1952から300を引けば1652.壬辰倭乱が一七世紀半ばなわけは無いので更に60を引けば1592、これで合ってる筈です。

一見ややこしそうですが慣れれば30秒もあれば計算できます。ただし、60年単位で間違えたのであれば、私の責任ではありません(笑)。因みに西暦から干支を求めるのはもっと簡単です。使う機会はありませんが。
(1998年9月21日 By族長)











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