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敗戦直前の情報局総裁談 &陸軍大臣布告
編者序文 一ノ風
 基本方針としまして、ここに載せる資料には資料的価値よりも、内容と実質を知ることを目的としたいと思います。 そう言うわけで、カタカナはひらがなに直し、歴史的仮名遣いも現代仮名遣いに改めました。 読みにくい漢字にも括弧をつけて読み方を併記してあります。
引用は自由にしていただいて結構です。

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情報局総裁談

昭和20年8月10日午後4時30分



 敵米英は最近頓(とみ)に空襲を激化し一方本土上陸の作戦準備を進めつつあり、 これに対し我が陸海空の精鋭はこれが迎撃の戦勢を整え今や全軍特攻の旺盛なる闘志を以って一挙驕敵を撃摧すべく満を持しつつある。 この間に在って国民あげてよく悪虐なる敵の爆撃に耐えつつ義勇公に奉する精神を以って邁進しつつあることは、 誠に感激に堪えざる所であるが、 敵米英は最近新たに発明せる新型爆弾を使用して人類歴史上かつて見ざる残虐無道なる惨害を無辜(むこ)の老幼婦女子に与えるに至った。 加うるに昨九月には中立関係にありしソ連が敵側に加わり一方的な宣言の後我に攻撃を加うるに至ったのである。 我が軍はもとより直ちに迎えて容易に敵の進行を許さざるも今や真に最悪の状態に立ち至った事を認めざるを得ない。 正しく国体を護持し民族の名誉を保持せんとする最後の一線を守る為政府はもとより最善の努力をしつつあるが、 一億国民にありても国体の護持の為にあらゆる困難を克服して行くことを期待す。




陸軍大臣布告


 全軍将兵に告ぐ、「ソ」連遂に皇国に寇す、明文如何に粉飾すといえども大東亜を侵略せんとする野望歴然たり、事茲に至る、 また何をか言わん、断固神州護持の聖戦を戦い抜かんのみ。

 假令、草を喰み土を噛り野に臥すと雖も断じて戦うところ死中自ら活あることを信ず、 是即ち七生報国「我一人生きてありせば」という楠公救国の精神なると共に、 時宗の「莫煩悩」、「驀進進前」以って醜敵を撃滅せる闘魂なり、 全国将兵宜しく一人を余さず楠公精神を具現すべし、而して又時宗の闘魂を再現して驕敵撃滅に驀進進前すべし。


 昭和20年8月10日             陸軍大臣













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