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アジア
こんな面白い本を知ってるわ

清の太祖 ヌルハチ
著者:松浦茂
出版:白帝社 1995年 1800円
推薦者:ひで
16世紀末から17世紀初頭の時期、東アジアは激動の時代であった。その激動の東アジアにおいて満洲族をまとめあげた清朝の開祖ヌルハチの生涯をたどる。徒手空拳の状態から周辺諸勢力と争ってこれに勝利しながら満州族をまとめあげ、ついには明朝に対抗する一大勢力を築き上げた彼の生涯、満州族の勃興の様がよくわかる一冊。
草原の記
著者:司馬遼太郎
出版:新潮文庫
推薦者:一ノ風
司馬さんのモンゴル外遊記であり、偉大なる女性の記録。司馬さんのモンゴルに対する永年の愛情が強く感じられる一冊です。
かつてここからチンギス=ハーンがでて世界の大帝国を築き上げたモンゴルは今も同じ大草原が広がっている。そんな中で生きた女性ツェベクマさんの話を織り交ぜながら、司馬さんのモンゴルに対する思いが淡々と語られています。終章の、時代に翻弄されながらも強く生きぬいたツェベクマさんの話は、流れる涙をどうする事も出来ませんでした。
リオリエント アジア時代のグローバル・エコノミー
著者:A.G.フランク(著) 山下範久(訳)
出版:藤原書店 2000年 5800円(税別)
推薦者:ひで
従来の一国史的発展段階論においても,現在流行の世界システム論においても,近世以降の世界経済を論ずる時,ヨーロッパが世界経済の中心に据えられている.このようなヨーロッパ中心主義的な世界経済論に対し,近世の世界経済の中心はアジアであり,ヨーロッパは18世紀半ば以降のアジア国家およびアジア経済の衰退までは世界経済の周縁的存在でしかなかったことを論ずる.アジアを中心とした単一の世界経済の存在というスケールの大きな理論が豊富な実証研究をもとに展開されており,読後に世界史像の再考を迫られる一冊.
「伊万里」からアジアが見える(講談社選書メチエ)
著者:坂井隆
出版:講談社 1998年 1600円(税別)
推薦者:ひで
伊万里で作られた磁器は17世紀後半以降中国磁器の代替物として世界の磁器市場に出回った.18世紀には日本独自のデザインを持つようになり,「イマリ」の名はトルコ,ヨーロッパにも知られるようになった.本書では陶磁器から海上交易を見るという視点のもと,イマリの積出港であった長崎の町,イマリの貿易に深く関わった中国系の唐人商人の活動,交易の拠点となったインドネシアや台湾の発展をとりあげる.文書史料のみならずアジア各地の港湾,都市遺構の発掘の成果を随所に用いながらアジアの海上貿易のありかたを書き出し,さらに交易のあり方が同時代のアジア各地の歴史的状況と堅密に結びついたものであることも論じている.
最後の遊牧帝国 ジューンガル部の興亡(講談社選書メチエ)
著者:宮脇淳子
出版:講談社 1995年 1456円(税別)
推薦者:ひで
中央ユーラシアの草原において展開された遊牧帝国の歴史は18世紀に中央ユーラシアが清朝とロシアの支配下におかれたことにより終焉を迎えることになる.本書では12世紀のモンゴル帝国成立期から,従来あまり語られてこなかった元朝以後,18世紀までの中央ユーラシアの遊牧民の歴史をとりあげる.中央ユーラシアの歴史がモンゴルとオイラトの抗争,オイラト部族の国家の歴史を中心にしつつ,チベット,中国,イスラム勢力さらにロシアとの関わりから多角的に描き出されており,中央ユーラシアの歴史に興味のある方は読んでみることをお勧めします.
ウマ駆ける古代アジア(講談社選書メチエ)
著者:川又正智
出版:講談社 1994年 1456円(税別)
推薦者:ひで
農耕,運輸,軍事,交通,牧畜など,人間にとり馬は非常に重要な家畜となっている.また文化圏によって馬と人間の関わり方にも様々な形がある.本書ではその馬が6000年前に家畜化され,利用されるようになってから,車両の発明と馬を用いた戦車の発展および,騎乗により遊牧が可能となり,さらに騎兵が登場してくるまでの歴史および,馬と車両に関する宗教,文化面からの考察を行い,古代のアジアの歴史を書き出している.
アジア史概説
著者:宮崎市定
出版:中公文庫
推薦者:中根大輔
東洋史の名著として広く読まれている概説書で、独自の「交通史観」(中国・イスラム・インド・日本のそれぞれの文明が、交通によって相互に交流して発展してきたとする)によりアジアの歴史をマクロな視点からダイナミックに述べたもの。一国ごとの歴史では見えなかったものが見えてくる本。
琉球王国 岩波新書【赤版】261
著者:高良倉吉
出版:岩波書店 1993 580円
推薦者:AK
琉球処分までは曲がりなりにも【独立国】であった琉球王国。しかしその歴史は、驚くほど「ヤマントンチュゥ」には知られておらず、また琉球処分以後の、あるいは「沖縄戦」の、あるいは「戦後の沖縄」像しか我々「ヤマトンチュゥ」は知らない。しかし琉球王国は「三韓の秀を鐘め、大明を以て輔車となし、日域をもって脣歯と」なす邦であった。高良氏は古琉球時代を中心にその全体像を解き明かし、さらには現代的問題にも結びつく幅広い視点と問題提起を、我々に示してくれる。
 この本も、私の蒙を啓いてくれた1冊。
歴史世界としての東南アジア  世界史リブレット12
著者:桃木至朗
出版:山川出版社
推薦者:れいじ
東南アジア史の概説、キーワード、史学史を簡便に解説した一冊。東南アジア史を学ぶための基礎が書いてありますので、続々と刊行されている東南アジア史概説書に挫折したらこれを通読して再チャレンジみてください。 なお最終章は著者の専攻であるヴェトナム史の、近年の研究動向が収められています。
ロシアのオリエンタリズム
著者:カルパナ・サーへニー  袴田茂樹監修  松井秀和訳
出版:柏書房  2000年  5000円 (税別)
推薦者:ひで
イヴァン雷帝がヴォルガ川中流域の都市火山を征服して以来ロシア帝国が中央アジアへと領土を拡大していった.3世紀に渡る東への拡大はロシア帝国に膨大なムスリムを臣民とするに至らしめ,その状況はロシア革命を経て成立したソヴィエト連邦においても同じであった.ロシア帝国およびソヴィエト連邦の下でロシア人がイスラム世界及び諸民族にたいして抱き続けた差別,蔑視の構造を詳細に論じた本.現代のロシアと中央アジアの関係を理解する上でも非常に参考になると思います.







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