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一般全般概説書の類
死ぬまでに絶対読むべし

あなたが歴史と出会うとき 経済の視点から
著者:堺 憲一
出版:名古屋大学出版局
推薦者:皐月闇に陰る
 経済史とタイトルにあるのですが、難しいところはどこにもなく、経済学の知識などなくても楽しく読 めるように書いてあります。
 アテネのスパルタに対する敗戦、イタリア中世都市の衰亡、産業革命、マフィアなどの原因を、これま での歴史書で為されているのとは違った視点から光を当てて解き明かしてあります。  
ヨーロッパとは何か
著者:クシシトフ・ポミアン (松村剛訳)
出版:平凡社ライブラリ 2002年 1400円
推薦者:ひで
ローマ帝国の崩壊から現在に至るまでの1500年間、ヨーロッパはその歴史の大半を諸国家の分立抗争に費 やしてきたと見ることができる。しかし一つの統一された国家としては存在していないにも関わらず我々 は「ヨーロッパ」という一つの文明圏としてこれを捉えることが多い。本書を読みながら、多様な民族・ 言語・宗教が入り組み様々な国家が分立するが共通する理念をもつように見える「ヨーロッパ」について 考えてみると良いのではないでしょうか。
傭兵の二千年史
著者:菊池良生
出版:講談社現代新書 2002年 680円
推薦者:ひで
金で雇われた兵士からなる傭兵制は古代以来続いた軍事制度の一つである。クセノフォン「アナバシス」 に現れるギリシア人傭兵や、ルネサンス期イタリアで活躍した傭兵隊長、長らく傭兵として用いられたス イス人傭兵やランツクネヒトたちなどを扱った一冊。中世・近世の傭兵について知りたい人、三十年戦争 のころに興味のある人は読んでみると良いとおもいます。
歴史とはなんぞや
著者:ベルンハイム(坂口昂・小野鉄二訳)
出版:岩波文庫
推薦者:相良みちる
「歴史学研究法」と同様、基本的な歴史学の方法を説いた書。まず歴史学とは何をする学問なのか、とい うところから始まり、どういう方法で研究を進めていくかが詳しく書かれている。その手順をちゃんと踏 まないと、論文ではなく概説書ができあがってしまうことになります。
歴史學研究法[新装版]
著者:今井登志喜
出版:東京大学出版会
推薦者:相良みちる
かなり古い書だが、歴史学を志す人には一度読んでおいていただきたい一冊。歴史学という学問の方法論 を説いた基本中の基本である著。
世界近現代全史I〜III(全三巻)
著者:大江一道
出版:山川出版社 
1991年(I)/1995年(II)/1997年(III) 各巻3700円前後
推薦者:ひで
世界史が各国史・地域史の単なる寄せ木細工ではないのなら、それでは、どの様にして世界史は書かれるべきなのか?著者はそうした疑問に対し、現在世界認識において主流を占めるようになった「近代世界システム」論を叙述のキーとしながら、近代世界の成立・発展の歴史を書き出しています。日本もそのなかに含まれる“世界史”を1人で書き出した本書は、読みやすい本文・詳しい註といった特徴があり、近現代世界史の入門書として丁度良い本だと思います。
ヨーロッパ覇権以前
もうひとつの世界システム
著者:ジャネット・L.アブー・ルゴド著
(佐藤次高/斯波義信/高山博/三浦徹訳)
出版:岩波書店 2001年 (各上下)2800円
推薦者:ひで
ヨーロッパを中心とする近代世界システムが成立する以前、13世紀にヨーロッパ、中東、中国に至るユーラシアの陸と海を結ぶ一つの世界システムが作られていたという。本書は13世紀のヨーロッパ,中東,、東南アジア、インド、モンゴル,中国のそれぞれの地域の興隆・衰退や商業活動の様子などを検討してゆく.13世紀の世界の歴史が、一つの地域に限定されず非常に広い視野の元で書き出されており、スケールも大きく、面白い本だと思います。
聖書VS世界史
キリスト教的歴史観とは何か
(講談社現代新書)
著者:岡崎勝世
出版:講談社 1996年 680円
推薦者:ひで
かつてヨーロッパでは、聖書の記述に基づいて書かれた世界史のことを「普遍史(universal history)」と呼んでいた。その普遍史における「世界」の内容や時間の測り方、聖書の解釈などに注意しながら古代に成立した「普遍史」がその後どの様に変わっていったのかを描き出す。古代に形成され、中世に理論的に拡張されていった普遍史と激しく変わってゆく現実との整合性を如何に保つかということに悪戦苦闘するニュートンら西欧の知識人たちの姿から考えさせられることは色々あるのではないでしょうか。
文明の文法 1 2
著者:フェルナン・ブローデル(著)、松本雅弘(訳)
出版:みすず書房、1:1995年・5800円、2:1996年、4700円
推薦者:ひで
文明とは何か?著者はその問いに対し、文明に関して「文明とは空間である」「文明とは社会である」「文明とは経済である」「文明とは集合的心性である」と4つ定義し、文明に関してその連続性を検討したうえでイスラム、極東、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、ソヴィエトといった個々別々の歴史の検討に入って行く。元来リセの学生の教科書として書かれた本であるが単なる世界史教科書以上の内容を持ち、隣接諸科学を援用して歴史を捉えることや、歴史を長期・中期・短期的時間の3層構造ととらえるといったブローデルの歴史観に触れるきっかけにもなる本。
新書アフリカ史(講談社現代新書)
著者:宮本正興・松田素二(編)
出版:講談社 1997年 1400円(税別)
推薦者:ひで
世界史の中でのアフリカの扱いは人類の起源に関する記述の後,急に近代の植民地化にまでとんでいる事が多く,その間の事に関しては王国名が数個列記されているといった程度のものである.またアフリカ史に関してもあくまで西欧的な進歩史観に基づく歴史叙述がなされてきた.それに対して本書では様々な分野の研究成果を基にアフリカが各地を流れる大河の流域ごとに固有の論理を持つ独自の社会を形成し,さらに外部の世界と積極的な交流を持っていたことを論じ,アフリカが世界の歴史に主体的に関わってきた事を示す.新書でありながら通常の新書3冊分程度の分量があるが,世界史の主体の一つとしてアフリカを理解する上ではぜひ通読して欲しい一冊.
戦略の歴史 抹殺,征服技術の変遷
著者:ジョン・キーガン  遠藤利国訳
出版:心交社  1997年 2816円
推薦者:ひで
「戦争とは政治の継続」というクラウゼヴィッツの有名な定義もまた彼の生きた時代,社会,文化の所産に過ぎぬ物ではないのかという問題意識のもと,英国の陸軍士官学校教官である著者の手により書かれた先史時代から現代までの世界各地の戦争の形態を軍事テクノロジーと文化の相関関係から論じた軍事史の本.現代の我々が戦争に対して当然の物として抱くイメージは歴史的には決して普遍的な物ではないこと,人類の歴史を通じて極力戦争の回避ないしは損害の抑制をはかるさまざまなシステムが存在したことが論じられている.著者の論に賛同する/しないに関わらず,軍事史研究に携わる人や軍事,戦争に関心を抱く人は一読する必要がある本でしょう.
ナショナリズムの生命力
著者:アントニー・スミス  高柳先男訳
出版:晶文社  1998年 2800円
推薦者:ひで
近年のナショナリズム研究において主流をなすスタンスとしてナショナリズムやネイションは近代において人工的に作り出された物であるとする「近代主義」的なアプローチがあります.それに対して本書では近代以前より存在する共通の歴史的記憶,神話といったものを持つ文化的共同体(エトニ)の存在に着目し,そこからネイションやナショナリズムが形成されていったことを歴史的に跡づけることを試みています.キーワードとなる言葉が原語をカタカナ表記しただけであったりするため訳文が多少読みにくい部分もありますが,ナショナリズム成立の歴史的過程を知ることが出来る本であるとともに現代のナショナリズムについて考える上で重要な本の一つでしょう
歴史のための闘い (平凡社ライブラリー)
著者:リュシアン・フェーブル  長谷川輝夫訳
出版:平凡社 1995年 874円
推薦者:ひで
20世紀の歴史学を語る上でアナール学派の業績を無視することは出来ないし,この学派が歴史学に対して多大なる貢献を果たしてきたことは疑う余地もないことでしょう.マルク・ブロックとともにアナール学派を創始したリュシアン・フェーブルの手になるこの本は彼が1930〜1940年代に行った講演や論説からまとめられたものであり,過去に生きた人間を総体的に捉えようとする彼の歴史学の構想や伝統的な歴史学を革新しようと言う彼の思いが非常に力強く熱のこもった筆致で書かれています.歴史学を志す人はぜひ一読することをおすすめします.
歴史学の擁護
著者:リチャード・J・エヴァンズ
出版:晃洋書房 2800円
推薦者:夜なべ紳士
ドイツ近現代史研究者であるリチャード・J・エヴァンズがエルトン、カーなどに代表される旧来の歴史学と、その歴史学を批判するポストモダニズムとの論点を明らかにして、互いの批判に留まる事無く対話を通じて現代の歴史学を位置付けて擁護・模索しようとした物です。歴史理論の案内書としてはうってつけですし、歴史学の現状を把握するのにも一助となり得ます。ただ、訳文ですので分かり難い訳とかもしばしば見受けられますし、もともと小難しい主題なので理解して読むのには苦労するかも、いや実際泣きたくなるような思いもしたから(涙)。え、何でそんな物を薦めるかって?それは、もうためになる本だからですよ(笑)
鏡のなかのヨーロッパ (叢書ヨーロッパ)
著者:ジョゼップ・フォンターナ  立石博高・花村寿行 訳
出版:平凡社  2800円 (税別) 2000年
推薦者:ひで
ヨーロッパとはとは何かという問いに対してヨーロッパとその外部との自己・他者認識のみならずヨーロッパ内部における支配・被支配の構造に着目し,権力者の既存秩序の維持のために「ヨーロッパ」というものが作られたという点から論じた本.すこし違う視点から古代〜現代のヨーロッパ史を眺めるのには良いと思う.
文明が衰亡するとき
著者:高坂正堯
出版:新潮選書  1,100円 1981年
推薦者:夜なべ紳士
ローマ帝国、ヴェネツィア共和国、アメリカ合衆国という三つの「帝国」を文明と言う点から見つめ日本の将来を見据えた書物。国家あるいは文明の興隆と衰退がそのテーマとなる。







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