| ＴＰぼん (全５巻、未完？） |
| 著者：藤子不二雄 |
| 出版：潮出出版 |
| 推薦者： 皐月闇に陰る |
２０世紀の平凡な中学生・並平凡（なみひらぼん）はひょんなことからＴＰ（タイム・パトロール)の隊
員になってしまいます。ＴＰはタイムマシンを使って過去の不幸な人をその後の歴史に影響しない限り、
助け出すという組織です。その一員となった並平凡は逃亡奴隷や、魔女狩りで殺されかけた少女、ペスト
患者、十字軍兵士などを助けに行きます。
ただのＳＦマンガとしてだけではなく、生活史の読み物としても楽しめる本です。
ただ、２０年以上も前に発行された本ですので、古本屋さんでないと手に入りにくいかと思います。
なお、１５年程前には２時間程度のアニメ版も放送されました。
|
| 栄光なき天才たち (全２０巻以上) |
| 著者：伊藤 智義・作 森田 信吾・画 |
| 出版：集英社 |
| 推薦者：皐月闇に陰る |
天才的な才能を宿しながら、不遇のうちに死んでいった人々・・・ 彼らを描ききった感動のストーリ
ーです。
特に、特許局に来るのが２時間遅れたために電話の発明者の地位をグラハム・ベルに奪われたエリシ
ャ・グレイ、祖国ドイツのために化学者として尽くすもユダヤ人であったがためにナチスから追放された
フリッツ・ハーバー、優れた自動車を作りながら大企業の圧力で潰されたタッカー自動車会社など歴史の
中に埋もれた天才たちに光を当てます。 |
| 異文化間交易の世界史 |
著者：フィリップ・カーティン
（田村愛理・中堂幸政・山影進訳）
|
| 出版：NTT出版 2002年 4200円 |
| 推薦者：ひで |
| 遠く離れた地域の人々が交易を行うということは古くから行われてきましたが、全く異なる文化圏に属す
る人々はどの様に交易を行ってきたのか？本書では交易に際し常に特殊な仲介集団が存在し、近代に至る
まで彼らの活動が重要な役割を果たしていたことが様々な事例を通じて示されていきます。こうした分野
に興味のある人は必読の一冊。
|
| 世紀の号外 歴史新聞 |
| 著者：歴史新聞編纂委員会編 |
| 出版：日本文芸社 |
| 推薦者：一ノ風 |
号外〜！号外〜！一度やってみたい気もする・・・。
ハイ、その名のとおり古今東西、古代エジプト王朝から１９世紀後半まで歴史の事件を新聞仕立てにした本であります。
この発想が面白く、飽きずに読み進んでいくことができ、いろんな続編のシリーズが出ています。記者に答える民衆たちのコメントや消息筋の情報などがいいところついてきます(笑)。広告記事まで歴史物なのも徹底してますね。いや、ホント、はじめにやりだした人天才、と言いたい面白い本です。読んだことない人はぜひ一度読んで見てちょうだいっ！ |
| 武器屋 |
| 著者：Truth In Fantasy編集部 |
| 出版：新紀元社 |
| 推薦者：一ノ風 |
なにかと面白い本を出す新紀元社の中で僕がおすすめの本。タイトルの通り世界のあらゆる武器についてイラストと紹介文がついています。ふーんこんな剣もあるんだあ、とか、ほうかっくぃーなどと興奮できます。
博物館を見学しているかのごとく面白く読み進められるように、いろいろと工夫されているのも好感が持てますね。武器紹介にとどまらずその武器に関する歴史ネタも各所に散りばめられておりなかなかお得な本です。
ＦＦ(ファイナルファンタジー)シリーズが好きな人にはぜひお勧めします。おなじみの武器がたくさん出てきますよ。もちろん鎧や兜も
|
| アウトローの世界史（NHK Books） |
| 著者：南塚信吾 |
| 出版：日本放送出版協会 1999年 1070円 |
| 推薦者：ひで |
| 洋の東西を問わず，世界各地には義賊と呼ばれるアウトローに関する様々な伝承が残され，義賊として扱われる個人ないし集団が存在した．義賊が出現する背景や，義賊に関する伝承が形作られる背景として国民国家の形成や世界システム，資本主義の発展といった近代の成立にたいする抵抗があったと説く．義賊の実態についてと同時にイメージの形成の歴史についても言及がされており，近現代の社会史，文化史の一分野として義賊研究のとっかかりにするのに良いと思う． |
| 売春の社会史 |
| 著者：バーン＆ボニー・ブーロー 香川檀 家本清美 岩倉桂子訳 |
| 出版：ちくま学芸文庫 |
| 推薦者：夜なべ紳士 |
| 古代から現代にいたる性の歴史を売春を通して紹介している。時代ごとに順に扱っているので、性の歴史の通史みたいなもの。ヨーロッパが中心であるがイスラム・中国・インド・日本も扱われており、著者の該博ぶりに舌を巻く。 |
| 歴史の交差路にて |
| 著者：司馬遼太郎 陳舜臣 金達寿 |
| 出版：講談社文庫 |
| 推薦者：支部長 |
日本史・中国史・朝鮮史を研究する三人の作家の対談をまとめた本です。三国の交流とそれぞれの特徴が描かれ、非常に興味深いものになっています。
これは本当にオススメです。 |
| 銀河英雄伝説 |
| 著者：田中芳樹 |
| 出版：徳間書店 |
| 推薦者：支部長 |
| いちおう銀河の歴史を綴った小説ということで（＾＾； 民主主義・国家のありかたについてが物語を通じて語られています。始めて読んだとき、ヤンが他人とは思えませんでした。 |
