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中 華
中華って言ったらこの本でしょ?

小説 孫子の兵法
著者:鄭飛石
出版:集英社文庫
推薦者:礼央
古代中国、春秋時代の新興国である、呉越の興亡を背景に、その時代を鮮烈に生きた兵法家、孫武の生き 様を描いた小説。彼と、その盟友である伍子胥は、呉の国に仕え、呉を大いに発展させてゆく。小説なの で、若干お話めいた部分や、史実と異なる部分もありますが、十分に読む価値はあります。孫武は、呉越 の興亡の中で、かの有名な兵法書「孫子」を作り上げて行きますが、その抜粋も若干あります。個人的に は、最後の西施と范蠡のシーンが好きですね。美しい描写です。
秦の始皇帝
(講談社学術文庫)
著者:吉川忠夫
出版:講談社 2002年 900円
推薦者:ひで
古代中国を統一した始皇帝の生涯と業績を簡潔にまとめた一冊。煩雑な論証よりも、始皇帝の生涯を書き出すことに重きが置かれ、また時には中国古代に関する挿話もはさみながら、かなり読みやすくまとめられているとおもいます。
秦の始皇帝
多元世界の統一者
著者:籾山明
出版:白帝社 1994年 1600円
推薦者:ひで
広大な領域を統一した秦の始皇帝。出土史料や近年の研究の成果をもりこみながら、秦の興隆、から、始皇帝の死までをあつかっている。始皇帝の政策についてかなりわかりやすくまとめられているほか、秦以外の六国の様子、秦の法と社会といった事についても頁を割いている。始皇帝および、秦がどのような人物、国家であったのかがよくわかる一冊。
京劇 『政治の国』の俳優群像
著者:加藤徹
出版:中央公論新社 2001年 1850円
推薦者:ひで
激しくかつ華麗,時にはコミカルな京劇の舞台.本書は単なる京劇の入門書ではなく,京劇にまつわるさまざまなエピソードをとりあげ,まとめた本である.京劇を愛し,時に利用しようとした権力者たちと,京劇に色々な形で接した様々な人々,そして激動の近代中国を生きた京劇俳優たちの織りなす人間ドラマから近代中国の社会,人々の考え方の一端が窺える.中国文化に興味を持ってもらい,かつ近代中国史の入門書としても使える一冊.
秦の始皇帝
伝説と史実のはざま
(歴史文化ライブラリー)
著者:鶴間和幸
出版:吉川弘文館 2001年 1700円
推薦者:ひで
紀元前3世紀,中国史上初の全国統一を成し遂げた秦の始皇帝.これまで秦の始皇帝について焚書坑儒や暗殺未遂,万里の長城建設などの様々な故事が語られてきた.本書では「史記」の記述を再び検討したり,出土史料と照らし合わせながら,故事や伝説からどの程度史実が読み取れるのかを確認しながら書き進めてゆく.読んだ人がこれを読み終えたとき,どの様な始皇帝像を作ってゆくことになるのか?そういうことをつい考えてしまう一冊.できれば始皇帝についてある程度の予備知識があったほうが面白く読めるでしょう。
小説封神演義
著者:嘉藤徹
出版:PHP文庫
推薦者:中根大輔
中国古代史の重要事件、殷周革命を後世の伝奇小説・『封神演義』の筋を取り入れながら描いた小説です。なかなか史料がない時代の小説ですが、構成が凝っていてなかなか面白いです。周に味方した少数民族のキャラクタがなかなかよくできていて、飽きません。なお、史実は大胆に変えられています。
荘子 古代中国の実存主義
著者:福永光司
出版:中央公論新社 中公新書36
推薦者:中根大輔
中国戦国時代と言えば、武将や思想家が往来するきらびやかなイメージがありますが、実際は「死体が麻のように積み上げられた」戦乱の世でした。どうにもならない乱世を、どのようにして生き抜けば良いのかー・・敗戦国・宋に生まれた思想家・荘子の原点はそこにあり、彼はその中から近代の実存主義に匹敵するような思想を作り出して行くのです。迫力有る道教論を展開する福永氏が、難解な思想書『荘子』を大胆に再構成し、荘子の眼を通して、戦国時代を見る意欲作。完全に福永流ともいえる荘子解釈ですが、古代史の本としてはかなり面白い。度肝を抜かれた1冊です
李陵・山月記
著者:中島敦
出版:新潮文庫
推薦者:一ノ風
僕が今まで読んだ短編集の中でも文句無しに最高ランクにいれられる傑作中の傑作短編集。 全部で四篇を治めてあり、そのどれもがどれも恐ろしいばかりの素晴らしさを持っています。
一の『山月記』は己という人間を見つめなおす最高のテキスト。
二の『名人伝』は読んだら爆笑間違い無しの弓の達人達の話。
三の『弟子』は孔子とその弟子、子路の滑稽かつ深淵に満ちたお話
四の『李陵』は漢の武帝に仕えその後匈奴に寝返ることになる李陵と、 彼の弁護をしたがために男にとって最高の屈辱である宮刑に処せられた『史記』の著者である司馬遷の心の変遷を描いたお話です。
誰にもまねできそうに無い確かな知識に支えられた文章力と、とんこつスープのようなどこまでも奥がありそうな語り口で読者を引き付けて話しません。 こんな短編集が太平洋戦争の前後に書かれていた事自体がなにやら奇跡にも思えてきます。33歳という若さで亡くなった事が本当に惜しまれます。
大清帝国(講談社選書メチエ)
著者:石橋崇雄
出版:講談社 2000年 1500円(税別)
推薦者:ひで
女真族の一族長であったヌルハチにより建国,発展を続け,現在の中国の原型を築き上げた清朝.本書ではヌルハチによるアイシン国建国から清朝最盛期の乾隆帝の時代まで清朝は絶え間ない革新の動きとそれに対する保守性の軋轢の中で清朝が発展してゆき,その結果として満漢蒙蔵回の五族を領域に含み,さらにイスラム,ヨーロッパまでも包接する「華夷一家」を構築したと論ずる.清朝前半の政治史の概説書として手頃な本.
貨幣の中国古代史(朝日選書)
著者:山田勝芳
出版:朝日新聞社 2000年 1400円(税別)
推薦者:ひで
子安貝や亀甲のような現物貨幣,戦国の貨幣から秦の半両銭,漢の五銖銭,そして唐の開元通宝までの中国における貨幣をとりあげつつ,各王朝の貨幣流通策・安定策,貨幣を巡る当時の人々の意識や観念の問題にまで踏み込んだ貨幣と国家,社会のあり方から古代中国の歴史を考える本.貨幣のあり方について色々知ることを通じて国家のありかたについていろいろと考えさせられる.
海嘯
著者:田中芳樹
出版:中央公論新社 1000円税別
推薦者:空条承太郎
南宋が元に滅ぼされる様を書いた作品。やや説明が多い感があるがあまりくどくなく逆に作中の人間性がはっきりと浮かび上がっている。無駄な抵抗といえばそれだけであるが、無駄な抵抗とわかっていながら戦う人間の心が感動させてくれる。泣けます。
中国の歴史(全7巻)
著者:陳舜臣
出版:講談社文庫
推薦者:支部長
中国の歴史はまずこれを読んでから、と言いたくなるほど緻密で正確です。まさに中国史のバイブルと言っていいでしょう。姉妹作に「小説十八史略」があります。
中国詩人伝
著者:陳舜臣
出版:講談社文庫
推薦者:支部長
中国の詩人についての本です。漢詩に興味があるかたは是非。
秘本三国志 (全6巻)
著者:陳舜臣
出版:文春文庫
推薦者:支部長
正史をもとに作者なりのアレンジを加えた作品。この人の作品は非常に落ち着いた作風で、それが気にくわない人も多いようです。私は好きですけど。ちなみに司馬さんとは大学時代をともに過ごした友人です。
大唐帝国
著者:宮崎市定
出版:中公文庫 820円
推薦者:高長恭
タイトルは大唐帝国ですが内容は後漢末から五代末までです。中国中世を知るには最適。小説ではないがそれに近い文体で書かれているため少し本格的に中国史を知りたいという人には最適の一冊。
中国の大盗賊
著者:高島俊男
出版:講談社 現代新書
推薦者:悠
高島氏の文章は硬くない。砕けた調子で読みやすい。劉邦を名無しのゴンベエ、おじさん扱い(本当のことだが)もうちょっとましな言い方は?いやいやそれが面白いのである。ぜひご一読を。
推薦者:中根大輔
中国史は盗賊抜きに語れない、というテーマのもとに、劉邦・朱元璋・太平天国の乱・現代中国を縦横無尽に語る一風変わった史書。「盗賊が組織として大きくなり、国家を形成する」というプロセスから中国を見る見方が斬新なうえ、神格化されてなかなか歴史の真相がわかりにくくなっている、洪秀全や毛沢東などにもするどく迫る。現代中国を見る上でも参考になる1冊。
新十八史略 (全六巻)
著者:駒田信二  常石茂他
出版:河出書房新社
推薦者:Carls
中国の神代−南宋をカバーする「十八史略」をもとに、歴史・エピソードを現代日本語で書き下ろしたものです。原文はないので漢文アレルギーの方に。
また「三国志」などから中国史に入った方、面白い時代は三国時代だけではありませんよ。おまけとして高校生は漢文の勉強と世界史(中国史)の理解にも役に立ちます。是非のおすすめです。
項羽と劉邦
著者:司馬遼太郎
出版:新潮社
推薦者:支部長
始皇帝没後の動乱で覇を争った項羽と劉邦を主人公に、力と人望と、どちらが天下を制するのかが語られています。
国士無双
著者:伴野朗
出版:祥伝社 (700円ぐらい)
推薦者:武田四郎
楚漢の時代劉邦方の将として活躍した韓信の生涯を小説化した物。またくぐりの屈辱から悲劇的な最後までと,彼の旧友鍾離昧を通しての項羽の滅び,そして劉邦の残酷な粛清が迫力のある文章でつづられています。司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」とは違った面白さがあります。
漢帝国と辺境社会  長城の風景(中公新書
著者:籾山明
出版:中央公論新社
推薦者:ひで
遊牧民族匈奴は漢帝国と万里の長城を挟み交易を行う一方で長城を越えて略奪を働き辺境地帯を脅かした.それに対して漢帝国は多数の砦や望楼を築いて彼らの侵入に備えた.本書では匈奴との抗争の末に漢が勢力下に納めた黄河以西の地である河西を例に取り,帝国の拡大と共に匈奴との最前線となった土地の防衛,支配の仕組みからその地における人々の生活の有様を居延漢簡や敦煌漢簡といった現地出土の同時代史料を用いて論ずる.現地の出土史料の分析による当時の下級役人,兵卒の職務,彼らの生活の記述は非常に明快であり,これを読むと農耕可能な土地に入植し,防衛拠点を建設して居住することが辺境地帯の支配に於いて重要であったことが分かるでしょう.
三国志人物縦横談
著者:高島俊男
出版:大修館書店
推薦者:中根大輔
これまで「演義と違って絶対に正しい」といわれてきた「正史三国志」にもたくさんの誤りがあることを豊富な例を挙げて立証した本。三国志をある程度知っている人におすすめしておきます。決していいかげんなものではなく、歴史の真実がひしひしと伝わってきます。
活劇!三国志正史 真実の「三国志」
著者:大澤良貴
出版:宝島社新書
推薦者:うぃりー
三国志正史を基本に筆者独自の観点を加えた本。
何と言っても一巻、250Pに黄巾の乱から晋の全土統一までを網羅してしまっているのが特徴。あらすじを読み返すには手頃な一冊。
ちなみに筆者は元アスキー編集者で、「LOGIN」において「三国時代」のコーナーを担当していたあの大沢氏。
儒教とは何か
著者:加地伸行
出版:中公新書
推薦者:中根大輔
大変入手しやすい儒教の概論書で、読みやすいですが内容は濃い本。 儒教を中心とする中国思想史として大変参考になります。 最近、長足の進歩を遂げた加藤常賢らによる中国古代史の研究成果をふんだんに取り入れ、 儒教の宗教性を明らかにし、さらに漢以後国教となってからの儒教の政治理論への変貌、 朱子学の出現、そして現在民俗レベルで息づいている儒教の歴史を紹介しています。 日常の生活における儒教の影響、仏壇が実は儒教のもの だったという指摘には誰もが認識を新たにする事でしょう。
十八史略
著者:曾先之  林秀一訳
出版:明治書院新釈漢文大系
推薦者:中根大輔
中国史の流れをつかむには、元の時代に初心者用の通史として編纂されたこの本が 適しています。原文・書き下し・訳・解説付きの全訳で、上下二冊ですから骨がありますが、やはり正史の要約であるこの本は目を通しておくと参考になりますよ。 公共図書館には大抵あると思います。
漢字の字源
著者:阿辻哲次
出版:講談社現代新書1193  定価600円
推薦者:中根大輔
漢字の字源研究は中国史を理解するためには書かせないテーマで、 長い間たゆみなく研究が積み重ねられてきました。この本は漢字研究を通して 中国の食や生活の文化史について楽しく興味がもてるように語られたもので、 研究史も要領良くしっかりとまとめられています。
戦国策の知恵
著者:市川宏
出版:講談社現代新書
推薦者:中根大輔
中国戦国時代には数々の人物が多用で目もくらむほどの策略を駆使しました。 これらの策略を記したのが「戦国策」です。本書はこれを元にして、中国古代社会の 歴史研究を軸に、人間の歴史を描き出したものです。
水滸伝−虚構の中の史実
著者:宮崎市定
出版:中公文庫
推薦者:中根大輔
水滸伝は北宋時代を反映した民間伝承。これを正史と比較しながらタイトル通り「虚構の中の史実」を明らかにして行く。幼い頃から水滸伝大好き人間で、そこから中国史の研究者になった宮崎氏(ちなみに陳舜臣氏の先生の先生)だけに、水滸伝から中国史を語る手腕はお手のものである。その後これを越える水滸伝に関する書物なく、その他は駄作ばかりといわれるほどの名著。
雍正帝‐中国の独裁君主
著者:宮崎市定
出版:中公文庫
推薦者:中根大輔
中国は官僚汚職の天国で、しかも科挙に合格した官僚が結託して政治を牛耳っていた。それに真っ向から立ち向かったのが清王朝五代皇帝・雍正帝である。雍正帝は地方官と手紙で逐一連絡を取り合い、逆らう王族を叩き潰し、科挙に合格していないノンキャリアの官僚達や密偵を駆使し、遂に汚職を根絶して善政を敷くに至る。だがその中国全土を汚職無しに統治するには君主独裁という雍正帝の取った方式は皇帝一人に負担が掛かりすぎた・・・中国近世の皇帝の一生をシャープに描く、巨匠宮崎氏の傑作史伝。
紫禁城の黄昏
著者:R.F.ジョンストン  入江曜子,春名徹訳
出版:岩波文庫  1989年  860円(税別)
推薦者:ひで
1919年,清朝最後の皇帝であった溥儀の家庭教師として紫禁城に一人のイギリス人が迎えられた.その家庭教師レジナルド・ジョンストンは5年間をそこですごし,その後のこされたこの回想録は内容的にはもはや実態を持たない清朝の宮廷の内幕をつぶさに観察,記録したものである.清朝滅亡後,中華民国が成立したもののなお軍閥が割拠した近現代中国の歴史の一端を知ることが出来る同時代史料である.本書に於いてはジョンストンという外部から来た観察者が,やがて清朝の宮廷という「虚構の世界」と関わる中で,そこにおける重要な登場人物となっていき本人もそれを嬉々として受け入れてゆく,その姿から何を読みとり,何を考えるのか,それによっては中国近現代史を知るのみならず現代を生きる我々にも重要なヒントとなるかもしれません.
中華人民共和国史
著者:天児慧
出版:岩波書店 1999年 660円(税別)
推薦者:ひで
「中華人民共和国」建国宣言が出されてから半世紀が過ぎた.しかし今もなお彼の国に対する妙な思いこみや偏見のたぐいは後を絶たない.本書では中華人民共和国の歴史を前史として辛亥革命からはじめ,近現代中国史を革命,近代化,伝統,ナショナリズム,国際インパクトという5つのファクターの組み合わせから一定の特徴づけを試みつつ論じている.国家の建国から,社会主義建設の過程,文化大革命,そして改革開放路線にいたるまでを簡潔にまとめた中国現代史の通史.従来の中国史の一部に見られた共産主義に対する妙な思い入れがなく,中国の現代史概説書としては最適な一冊.
新中国人
著者:N.クリストフ・S.ウーダン著  伊藤正 伊藤由紀子訳
出版:新潮社 2400円(税別)
推薦者:支部長
ニューヨークタイムズ記者で90年にピュリツァー賞を受賞した夫妻による衝撃的な中国ルポ。農民大国中国について豊かなイメージを提供し、また中国における背筋の寒くなるような逸話を先鋭に描き出し、根拠泣き中国楽観論に一石を投じている。
我々には時として理解できない行動を取る中国の真相を知ることができます。現代中国を知るのなら是非読んで欲しい一冊。







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