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アラブイスラム
この本面白いぞ

オスマンvs.ヨーロッパ
〈トルコ人の脅威〉とは何だったのか
(講談社選書メチエ)
著者:新井政美
出版:講談社 2002年 1500円
推薦者:ひで
アナトリア西北部に起源を有するオスマン帝国は、その後東地中海地域一帯を支配し、西欧諸国を圧倒した。本書は、そのオスマン帝国と西欧諸国の関係を中心に、興隆から18世紀頃までのオスマン帝国の歴史を扱っています。オスマン帝国があれほどまでに発展できたのはなぜか、そして近代ヨーロッパの形成に対してオスマン帝国がどの様な影響を与えたのか・・・この時代・この地域に少しでも関心のある人は是非読んでみましょう。
オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家
著者:鈴木董
出版:筑摩書房(ちくま新書)、2000年、660円
推薦者:ひで
近代西欧の世界システムが拡大し、グローバル・システムとなるにつれ、そのシステムを構成する単位であったネイション・ステイトは世界各地に広がり、定着していった。一方長きにわたって東地中海世界に君臨したイスラム世界の大帝国オスマン帝国はその影響を受けながら解体されていった。近代西欧の生み出したものが何なのか、イスラム世界の構造がどのようなものであったかを明らかにしつつ、「西欧の衝撃」をうけたオスマン帝国が解体して行く過程をつづる。現代の政治にも関連する民族問題の根元を解き明かす書であるが、同じ著者の著した「オスマン帝国(講談社現代新書)」の続編として読むこともできる。
マムルーク 異教の世界からきたイスラムの支配者達
著者:佐藤次高
出版:東京大学出版会 1991年 3000円
推薦者:ひで
「マムルーク」とは奴隷を意味するアラビア語であり特にトルコ人などの“白人奴隷”を指して用いられた.そのような奴隷出身のマムルークが9世紀からイスラム世界に於いて軍事力の中核を担うことになり,さらにはアラブ人やイラン人といったムスリムの大衆を支配することになった.なぜ元来は異民族出身の奴隷兵士であった彼らがムスリムの自由人のうえにたち,活躍することが出来たのかということをイスラム世界における奴隷のあり方から説き起こし,9世紀から19世紀にいたるマムルークの歴史を論じていく.イスラム社会の一端をマムルークという「他者」との関わりから明らかにすることを試みた本である
アラブが見た十字軍(ちくま学芸文庫)
著者:アミン・マアルーフ(著),牟田口義郎・新川雅子(訳)
出版:筑摩書房 2001年 1500円(税別)
推薦者:ひで
11世紀から13世紀の2世紀間にわたって行われた十字軍はヨーロッパの側からはしばしば「聖戦」として語られる.しかし本書ではイスラーム世界から見れば彼らが単なる侵略者に過ぎなかったことが豊富な一次史料の引用とわかりやすい叙述により読み手に対して示される.西洋中心の歴史の見直しをめざす本であるが安易な西洋批判に凝り固まっておらず,極めて冷静な叙述によりイスラーム世界とヨーロッパの抗争の歴史を書き出している.またその後の西洋とアラブの関係についても考察を加えたヨーロッパ・アラブ比較文明論めいた終章もなかなか面白い.
イスラームの「英雄」サラディン(講談社選書メチエ)
著者:佐藤次高
出版:講談社 1996年 1456円(税別)
推薦者:ひで
十字軍から聖都エルサレムを奪還し,シリア沿岸部におけるファーティマ朝,セルジュク朝,十字軍の長きにわたる抗争に終止符を打ったサラディン.彼はアラブからもヨーロッパからも賢者,聖人,英雄として書かれ,それゆえに彼の実像に迫ることは困難である.本書ではサラディンがどのような政治的,経済的,社会的状況のなかでどのように考え,どのように行動したのかということを同時代史料の分析をもとに明らかにし,サラディンの人間像に迫ることを試みている.
サラディンが築き上げた政治体制,彼が支配したエジプトの社会と経済のあり方とサラディンの生涯が密接に関連したものであることがわかるとともに,十字軍の時代のシリア,エジプトの歴史の一端をしることができる本.
新書イスラームの世界史
著者:佐藤次高 鈴木董 坂本勉(編)
出版:講談社 1993年 各巻700円(税別)
推薦者:ひで
7世紀に誕生したイスラームは単なる信仰ではなく,政治,経済,社会,文化などあらゆる人間活動を規定するものであり,イスラーム世界の発展はそれを受容した人々の生活を一新するものであった.イスラームが現代の国際情勢において多大なる影響を与え続けていること理解するためにはその歴史を知る必要があります.イスラームから世界史を見直す事をテーマに据え,イスラームの成立から20世紀前半に至るまでの歴史を書いたこのシリーズはその一助となるでしょう.
メフメト二世 トルコの征服王
著者:アンドレ・クロー  永博 井上裕子 佐藤夏生 新川雅子 訳
出版:法政大学出版局 3、900円 1998年
推薦者:夜なべ紳士
言わずと知れた征服王メフメト二世の治世の歴史についてかかれているもの。ヨーロッパ一の都市、過去一度しか落とされたことのない難攻不落の要塞都市コンスタンティノープルを落とし、黒海をトルコの湖にし最晩年にはイタリア遠征まで起こしたスルタン、まさに征服王の異名にふさわしいその偉業とそれを支えた内政について扱っている。偉大な戦略家であり人文主義者でもあった王の生涯を俯瞰できる一冊です
オスマン帝国
イスラム世界の「柔らかい専制」(講談社現代新書)
著者:鈴木董
出版:講談社 680円 (税別) 1992年  
推薦者:ひで
成立から18世紀半ばまでのオスマン・トルコを他民族の共存を認める「緩やかな統合と共存のシステム」と中央集権化,文書行政,強大な軍事力からなる「強靱な支配組織」からなる「柔らかい専制」システムを取る国家として論じた本.「柔らかい専制」概念は他の帝国について考える手がかりにもなると思う.  







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